Friday, April 30, 2021

「あの青い花を薄いピンクの絵具で描きました。」
 

Thursday, April 29, 2021

「今日もあの青い花を描いています。」素敵なセリフだなあ。でも私にはむいていない。
 

Wednesday, April 28, 2021


 毎朝同じ歌を歌う感覚で、毎朝同じ絵を描けないものか。

Tuesday, April 27, 2021

 心も小さくなる、感情に押しつぶされて。月と太陽みたいじゃない。

Monday, April 26, 2021


 月はいくらでも小さくなる。指輪の箱に収まるくらい。空に浮かんでいるのだって、これより大きくは見えない。

Philippe Otto Rungeを眺める。切り絵の中を弱い風が吹いている。


Sunday, April 25, 2021

philipp otto rungeの切り絵。

根元が繊細。どうやって下絵を描いているんだろう。
 

Saturday, April 24, 2021

Friday, April 23, 2021

 明治通りを高戸橋まで下る途中、道の両脇につつじ、オオムラサキが咲いている。なぜか興奮しない。

Thursday, April 22, 2021


 「また春に見捨てられちゃった。」

Wednesday, April 21, 2021


 直径7センチの花、心の中でどこまでひろげられるか。

Tuesday, April 20, 2021


 結局なんの花だかよくわからないうちに散っていった。人間みたい。

Monday, April 19, 2021

 悪い夢から黒蜜のしたたる。

Sunday, April 18, 2021

 道路に落ちていた帽子を拾って、スープに入れて煮込むのだが、思っていたのと違う味がする。

Saturday, April 17, 2021

 何かを発見したり、分かったりするのは楽しいかもしれない。でも、その5分あとに襲ってくる違和感と居心地の悪さのほうがもっと好きだ。

Friday, April 16, 2021


 どう考えても芍薬である。心の中で妄想の芍薬と現実の芍薬が戦っている。

Thursday, April 15, 2021


 私の考える芍薬はほとんど薔薇、大好きなファンタンラトゥールの。

Wednesday, April 14, 2021

 高田馬場の友達の家に遊びに行った。歩いてもすごく近かった。この世の果てに引っ越したような気分がしていたが、よく考えればそうでもない。歯医者さんも以前と同じ、テイクアウトを頼むレストランも同じ、違うのは家の広さだけかもしれない。この世の果ての感じを楽しめて良かったけど。

Tuesday, April 13, 2021


 慌てすぎた。芍薬の花じゃなかったかもしれない。

Monday, April 12, 2021


 タケノコを掘ったり、山菜のアクを抜く人たちも今頃は忙しいだろうな。

Sunday, April 11, 2021


 花屋さんに芍薬が出ていて大慌て。タケノコを茹でるスピードで絵は描けないし、ただ眺めるだけでいいだろうか。

Saturday, April 10, 2021


 こけしじゃなくて新聞紙を描き足した。

Friday, April 9, 2021


 昨日の絵にこけしを一つ描き忘れた。

Thursday, April 8, 2021


 こけしも天使の仲間にいれてあげる。

Wednesday, April 7, 2021


 天使とか、新聞紙とか。風の中で重力があるのかないのか、ゆっくりと。

Tuesday, April 6, 2021


 天使は目が悪い。おおざっぱで、笑い声も大きい。私の考えているような人じゃない。

Monday, April 5, 2021


 区の子供ギャラリーに飾ってあったクラゲのオブジェ。センスがいいなあ。

Sunday, April 4, 2021


 記憶の境界線より向こうにある過去を見ながら歩く。

Saturday, April 3, 2021


 ちぎった新聞紙、レディーボーデンの容器、そんなに昔ではない古代。

Friday, April 2, 2021


 新聞紙をちぎるとパピルスとか古代の感じが出るような気がする。

Thursday, April 1, 2021


 博物館では「古代エジプト文明」の部屋が一番好きだという人たちがいる。その人たちのそういう気持ちを想像しながら絵を描くと楽しいが、本当のところは私にはわからない。