Friday, September 4, 2020

動物の耳が足音の中からリズムを拾う。
 

Thursday, September 3, 2020

ギターを弾いている人かと思ったら、ただ犬の鼻をつまんでいるだけのひとだった。
 

Tuesday, September 1, 2020


 木の葉はどれくらい温まっているかしら。

Monday, August 31, 2020

 灰色を薄めて作った白。

Sunday, August 30, 2020

 口に入れたチョコレートに蟻の死骸が混じっていた時のような夏。

Saturday, August 29, 2020

 さても、さても、古き血したたる苺ジャム。

Friday, August 28, 2020

 「さて」という接続詞があまり古臭くなる前にたくさん使おう。書き言葉でもいいから。

Thursday, August 27, 2020

 枕カバーと帽子といえばほとんど同じ用途ではあるが、帽子のほうは洗った後かぶって乾かすことができる。

Wednesday, August 26, 2020

 声帯を通過した溜息。

Tuesday, August 25, 2020

Monday, August 24, 2020

 やっぱり青い腕には服を着せたほうが良いみたい。

Sunday, August 23, 2020

 好きとか嫌いとか菫とか、普通のことを考えながら地下鉄の駅に着く。

Friday, August 21, 2020

 あなたの家のパンくずを欲しがる生き物はなきますか?

Thursday, August 20, 2020

 朝ごはんは食べないけれど、朝ごはんの匂いは毎朝嗅いでいる。

Wednesday, August 19, 2020

Tuesday, August 18, 2020

 スダさんのおじいさん。

Monday, August 17, 2020

 光も影も水の音。

Sunday, August 16, 2020

 歯医者さんが舗装したのか、痛みを覆うアスファルト。

Saturday, August 15, 2020

 手で絞ったレモンの指。

Friday, August 14, 2020

 今夜も夜はやってくる。そして何もしないで帰っていく。

Thursday, August 13, 2020

ゼリー状の流れ星の日。
 

Wednesday, August 12, 2020

 青いのに暑い、空からここまで。

Monday, August 10, 2020

 LP盤の縫いぐるみを可愛がるひと。

Saturday, August 8, 2020


 詩を探しに行くのなら、書店だけでなくレコード屋さんへも。

Friday, August 7, 2020

描く絵と聴いている音楽が合わなくなってきたというも最近の悩みの一つである。月岡芳年などはどういう音楽を聴いていたのだろうか。

Wednesday, August 5, 2020

かなり昔のお化けに会う。

Monday, August 3, 2020

紙のように薄くなった石鹸を、次の新しい石鹸と合体させる。

Saturday, August 1, 2020

イスを減らして営業していますという店に入ったら、椅子ばかり置いてある場所があった。

Friday, July 31, 2020

Thursday, July 30, 2020

窓ガラスのようなくもり空。

Tuesday, July 28, 2020

中身によく似た外身。

Monday, July 27, 2020

「死んだら中身だけ残るかもしれないから、外身がたくさん欲しいです。」

Friday, July 24, 2020

夢の中でアイスクリームを買った。包装に時間がかかって、店員さんが包み終わった時にはもう夜中の1時過ぎで終電に間に合わなかった。

Wednesday, July 22, 2020

小さい窓のひとが小さい帽子をくれる。

Tuesday, July 21, 2020

「2階が気になるひと」を描きたい。

Monday, July 20, 2020

雨ににじんだ万年筆のインクが乾く直前に知らない青が見えるような気がする。

Sunday, July 19, 2020

鉛筆の芯の色の正式名称。

Saturday, July 18, 2020

鉛筆もいいけど、色鉛筆の黒も楽しい。

Friday, July 17, 2020

マッサージされる人。

Thursday, July 16, 2020

雨が降り出しても、窓の外の話し声は消えない。
「あんた女優の東山千栄子に似てるよねえ。」
「え、あたしも前からあんたのこと東山千栄子に似てると思ってたよ。」

ちょっと外に出て話し声の主たちの顔が見たいと思ったけれど、我慢してヘッドホンをつけて音楽を聴いた。

Wednesday, July 15, 2020

感情を幼稚っぽいほうに寄せてみる。

Tuesday, July 14, 2020

赤い麺つゆ。

Monday, July 13, 2020

踏みつぶされる直前に足の裏のご飯粒を見る。

Sunday, July 12, 2020

掃除好きの人々はゴミの気持ちも考えているらしい。捨ててあげないとティッシュが可哀想とか。食べてあげないとニンジンさんが可哀想、に似た発想。

Saturday, July 11, 2020

凶器としての掃除用具。

Friday, July 10, 2020

Thursday, July 9, 2020

青が他の色を拒否する。

Wednesday, July 8, 2020

色鉛筆は複数の色を使うと欲がでるような気がする。

Tuesday, July 7, 2020

20年前から使っている色鉛筆。よく使う色が棒グラフでわかる。

Monday, July 6, 2020

自分のじゃない靴下がコーヒーの中に落ちてたら嫌だなあ。

Sunday, July 5, 2020

シャワールームでおびえるコップ君。

Saturday, July 4, 2020

Friday, July 3, 2020

二度とは会えない生き物と、夢の中でさよならも言わずに別れた。

Thursday, July 2, 2020

夜のうちに色々充電しておかないと、私は朝から何もできないし、コンセントに差し込むものはたくさん持っている。病院のチューブは見るだけで悲しくなるのに。

Wednesday, July 1, 2020

夢見る代わりにビデオを観ている人は世界にどれくらいいるだろう。

Tuesday, June 30, 2020

暇なのに睡眠時間が短い。

Monday, June 29, 2020

同じ川を流れて行くふたり。

Sunday, June 28, 2020

「もう誰も帰って来ないような気がします。」

Saturday, June 27, 2020

良い夢も、悪い夢も、同じ柔らかい光の下に。

Friday, June 26, 2020

コーヒーカップには撫ぜてはいけない場所がない。

Thursday, June 25, 2020

Wednesday, June 24, 2020

ハイターで 茶渋おとした 死びとの湯呑み

Tuesday, June 23, 2020

Monday, June 22, 2020

本物の海なんて見たことないままでも良かったかもしれないと思う。

Sunday, June 21, 2020

夫のスマホがやけに頻繁に鳴ると思っていたら、知らない間に一か月1200円の天気予報サービスを購入していたという。

Saturday, June 20, 2020

昨日はブランコに近づけるのは長靴をはいた人だけだった。

Friday, June 19, 2020

飛べない蝶々だと思え 紫陽花のはなびら

Wednesday, June 17, 2020

奇跡のショット

赤い靴下と赤い薔薇。どういう脱ぎ方をしたのかおぼえていない。

Tuesday, June 16, 2020

雨だとわかっていても花は咲く。

Monday, June 15, 2020

古い家に住む人は雨の夜は漏電の心配で眠れない。私はもう大丈夫なのだと自分に言い聞かせたが駄目だった。

Sunday, June 14, 2020

白い紙で包まれたクチナシはいらない。香水臭い下着みたい。

Saturday, June 13, 2020

紙コップから花束へ。

Friday, June 12, 2020

昨日、雨の中で撮った写真がすべてムービーになってしまった。クローバーの種子はオクラに似て槍の形だという証拠写真になるはずだった。